特ダネ健康ブログ

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これは本当か?高齢者のヘモグロビン値?〔9〕

高齢者のHbA1cは7.5%程度で良い?

一般的にヘモグロビンA1cHbA1c)は6.5%を超えると糖尿病と診断されます。

私も糖尿病で20年来治療を受けていますが、現在(71歳)はその症状が悪化しないように、日常生活では食事に気を付けるようにしています。

 

投薬と朝夕のインシュリン注射は欠かせませんが、なんとか人様の手を借りないで生活は出来ます。

こう書くとよれよれの老人を想像されるかと思いますが、普通に自転車にも乗り外出します。

毎月の通院でHbA1cをチェツクしますが、今月は8.5で先月の9.0より少し下がつていました。

一時は7.5まで改善したのですが、今はよくて8.0から9.0の数値を行き来しているところです。

 

アメリカの老年医学会では「65歳をすぎたほとんどの人は、HbA1cが7.5%未満であれば、投薬を避けた方が良い」と考えているらしいですね。

 

薬剤でHbA1cを7%以下に維持する治療は死亡率の上昇を含めて有害性に関連するというのです。

それで長期的には患者の希望や健康状態・平均年齢を反映して決めるというのが最近の考え方だそう。

 

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合理的なHbA1cの数値目標とは?

アメリカ老年学会では、次のように示しています。

 

「まだ平均余命の長い高齢者においてはHbA1cを7.0~7.5%の範囲に。

合併症が少なく平均余命が10年未満の高齢者ならば7.5~8.0%の範囲に収めればよい。

複数の合併症があつて、平均余命がより短い高齢者であれば、8.0~9.0%の範囲に収めればよい」

 

高齢になると、無理に血糖値を下げない方が、治療の負担が少ないので、生活の質は高まる、ということらしいのです。

なんだか私も少し安心しました。

 

【参考書】「絶対受けたくない無駄な医療」室井一辰著 日経BP社刊

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